施設向け事例紹介

インタビュー実施時期:2019.07

  • 広島県
  • 不妊治療

「ルナルナ メディコ」は 患者さんのモチベーションにつながっています

広島県安芸郡府中町
藤東クリニック 院長 藤東 淳也 先生

日本産科婦人科学会専門医 / 日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医 / 細胞診専門医 / 日本内視鏡外科学会技術認定医 / 婦人科腫瘍専門医

  • ルナルナ メディコ導入時期:2018年5月

医師の写真

広島で91年続く、町唯一の分娩施設としての責務

1日に100名以上の方が来院する当院では、常勤医師2名と看護師30名、受付8名の体制を整えています。様々な方がいらっしゃるので、常に気を付けていることは“患者さんが気持ちよく過ごせる空間づくり”です。 プライバシーにも配慮したいという思いから、受付では名前ではなく番号で呼ぶ事を徹底しています。
また、全国的な問題と同じく広島でも分娩施設は減ってきており、当院のある府中町(人口約5万人)では、15年前は4軒ほどあった分娩施設が現在は当院1軒になっています。そのような状況の中で続けられることを本当に有難く感じていますし、 減っているからこそ、地域のためにも続けていかなければいけないという義務感を持っています。当院は昭和3年から91年続く産婦人科なので、患者さんの中には、母娘共にここで出産されるケースもあります。そういったつながりも大切に、地域に不可欠な存在でありたいですね。

「ルナルナ メディコ」によって「見てくれる人がいる」ことが患者さんのモチベーションに

当院は、妊娠希望の方や月経に関するトラブルを抱えている方に「ルナルナ メディコ」をおすすめしています。患者の皆さんは抵抗なくこのサービスを受け入れてくれていて、特に若い方はパンフレットをお渡しすればご自身で理解して記録してくれますね。 診察の際は、受付担当が電子カルテへ『ルナルナ』のデータ番号※1を入力するので、医師は診察時にその番号を照会するだけで患者さんのデータが見られるようになっています。ほとんどが予約されている方なので、今日はどういう方が来るのかを前もって予習するのですが、 「ルナルナ メディコ」があると来院前に患者さんの状態がわかるのが良いですね。基礎体温の推移の仕方によっては診察前に妊娠がわかることもあるので、診察の際はすぐに対応できる点など、非常に便利です。電子カルテを使って「ルナルナ データ番号」を医師同士で共有し、複数の医師が基礎体温グラフを閲覧できる点も重宝しています。
また、患者さんにとっては記録の意識を高めてくれるツールだと感じています。「ちゃんと記録をつけていればちゃんと医師に診てもらえる」、というのは患者さんにとっても嬉しいことですし、モチベーションにつながるのではないでしょうか。 『ルナルナ』でつけてもらえれば「ルナルナ メディコ」を使って診察時に確認できると伝えると、大体の患者さんは、初めて記録する方や他の方法で記録されている方も『ルナルナ』で記録してくれるようになります。

※1. 『ルナルナデータ番号』のこと。『ルナルナ』で記録した情報を医師に提示する際に、患者が同意のもとで医療施設ごとに発行する6桁の番号。

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※2. 藤東クリニックでは、基礎体温記録・管理に特化したルナルナの姉妹サービス『ルナルナ 体温ノート』を勧めています。

※3. 「ルナルナ メディコ」では、 『ルナルナデータ番号』を読み込んだ時点のデータが閲覧できる。そのため、予め『ルナルナデータ番号』をひかえておくと、患者との対面診療前に体温などの記録データを見ることができる。

常に患者の変化に敏感でありたい

患者さんのカラダには日々様々なことが起こっていて、特に妊娠中などは毎日変化があるものです。しかし、多くの場合は診療に来てくれたそのときの状態しかわからず、カラダの状況などはそこから推測するしかありません。 そういったとき、「ルナルナ メディコ」のようなツールがあれば、患者さんが目の前にいないときでも、日々のちょっとした変化やカラダのサインを見逃すことが少なくなるので、より適切な診察・診療が可能になると考えてます。
今後はそういったデジタルツールがより発達すると思うので、患者さんの情報をどんどん溜めてビックデータ化できれば、色々なパターンの分析が容易にできるようになるのでは、と期待しています。

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