施設向け事例紹介

インタビュー実施時期:2019.03

  • 北海道
  • 不妊治療

患者目線をキーワードに“感動”の提供を目指すクリニックにて
『ルナルナ』が医療機関と患者の橋渡しとして活躍中!

北海道札幌市
ひなたクリニック 院長 三橋 裕一 先生

日本産婦人科専門医/医学博士/母体保護法指定医/日本医師会健康スポーツ医

  • ルナルナ メディコ導入時期:2018年2月

医師の写真

「患者目線」を徹底することで、満足を超え、“感動”を提供するクリニックへ

Q1.ひなたクリニックの特徴を教えてください。

当院は、札幌の中心部という立地にあり、患者様の約9割が仕事をされている女性であるという特徴があります。忙しい中インターネット経由で当院を知って来院される方が全体の6割くらいと多く、それ以外では友人などの紹介が3割、クリニック紹介サイトなどが残りの割合を占めているような印象です。
来院目的としては、月経痛でピル処方を希望される方が6割程度と最も多く、かなり増えてきているなという実感がありますね。その他で多いのが、挙児希望の方、妊婦の方、健診を受けに来られる方です。

Q2.患者様と接するにあたって大切にしていることはどのようなことですか。

患者様のプライバシーを重視し、満足はもちろん、感動を提供するクリニックを目指しています。例えば、婦人科では診察中の声が漏れるのが気になる方も多いので、待合室と診察室の間にあえて中廊下を設けて声をブロックする工夫をしたり、個室を設けたりと、患者目線の配慮を心がけています。
特に個室は、設備に手間がかかるという観点で設けないクリニックも多いと思いますが、我々はそのような点も徹底したいと考えています。 また、お支払いに関しても「患者様目線」を大切にし、支払額を提示した後に診療を行ったり、医療機関では導入が少ないクレジットカード、電子マネーも積極的に取り入れる等、患者様の不安をできるだけ取り除けるよう心がけています。

「ルナルナ メディコ」導入で、基礎体温の“脱落者”が減少!

Q3.「ルナルナ メディコ」導入の背景を教えてください。

実際に、『ルナルナ』で記録をつけている患者様は沢山いるので、『ルナルナ』というサービス自体は以前より知っていました。 ただ、「ルナルナ メディコ」が普通の『ルナルナ』とどう違うのかは知らず、営業担当の方から直接説明を聞いたのが導入のきっかけです。 電子カルテもそうですが、患者様もスマートフォンなどを使ってクリニックを予約したり、健康情報を記録したりと、今後医療の領域においてもデジタルが主流になってくると常々考えていたので、最初に「ルナルナ メディコ」の話を聞いた時から、導入はほぼ即決でしたね。

Q4.導入後、何か変化はありましたか。

患者様の手間が減って、とにかく記録を継続してもらえるようになったことです。以前は紙の基礎体温表で管理してもらっていましたが、紙だと紛失してしまったり、 お子様にぐしゃぐしゃにされる患者様もいました。デジタルで管理するようになったことでそのような心配がなくなり、また、計測した体温データを (体温計によっては) そのままスマホに飛ばせることで、紙に記入するという作業がなくなり、 記録を途中でやめてしまう“脱落者”がほぼいなくなったんです。 今では挙児希望の方や、月経不順で自己管理を必要としている方に、「ルナルナ 体温ノート」で基礎体温を記録するようお願いし、診療の際に「ルナルナ メディコ」を通じてみています。 挙児希望の方は基礎体温を記録をされる一方で、自己管理目的の方だと月経開始日のみの記録の場合もあります。 そのような場合でも「ルナルナ メディコ」では最終月経日も一緒に確認できるので、診療に役立っています。 患者様は普段からスマートフォンを使っての月経周期や体温の管理に慣れている方が多いので、「ルナルナ メディコ」を導入したときもスムーズに案内できました。 説明を行う看護師も、実際に患者様の行動につながることがみえてくると、より積極的にすすめてくれるようになっています。

『ルナルナ』が医療機関や教育機関と患者との橋渡しに...。

Q5.今後、産婦人科の領域で『ルナルナ』はどのように貢献できるでしょうか。

女性にとって婦人科はどうしても「敷居が高い」というイメージがあると思いますが、日頃から『ルナルナ』を使って月経日を管理したり基礎体温を記録することが 婦人科を受診する動機付けになったり、受診のハードルを下げる、というような効果を期待しています。 医師によっては、基礎体温をあまり活用しない場合があり、 患者様が記録した体温を見てもらえないケースもあるのですが、そのあたりも『ルナルナ』が 患者様と医療機関の橋渡しになってくれれば、医師やスタッフの意識も高まり、 基礎体温の有効活用をすることによって、患者様も安心して受診しやすくなるのではないかと思っています。
また、学校での性教育の現場で月経の大切さなどを広めるときにも『ルナルナ』が役立つのではないでしょうか。 私も医師として学校での性教育に携わることがありますが、 医療者と教育者とでは温度差があったり、生徒はインターネットによって自分達で様々な情報を 得られる状況もあり、婦人科がそこにどのようにして入り込むかは課題だと感じています。 『ルナルナ』は自治体と連携した情報提供にも取り組んでいるので、そのような立場から若年層に身近な存在として性教育にもうまく関われるのではないかと期待しています。

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