施設向け事例紹介

インタビュー実施時期:2018.07

  • 大阪府
  • 不妊治療

ひと月に約200人が「ルナルナ メディコ」を使って受診!!
サービスのメリットを最大限に生かす鍵とは

大阪府大阪市
おおつかレディースクリニック 院長 大塚 志郎 先生

日本産科婦人科学会認定医|母体保護法認定医|医学博士
1976年 早稲田大学理工学部卒業 
1980年 大阪大学医学部卒業
1991年 大阪府立母子保健総合医療センター 医長
1994年 大阪警察病院 医長
1998年 大阪鉄道病院 副部長
2002年 おおつかレディースクリニック開設

  • 開院時期:2002年
  • ルナルナ メディコ導入時期:2018年5月

医師の写真

◆医師と患者側双方のメリットを最大限に生かすには、迅速な案内フローの確立と看護師のサポートが鍵!


患者本人の理解・納得お最重要視する「おおつかレディースクリニック」の治療体制とは

Q1.1日の来院患者数、ドクター・看護師の人数体制を教えて頂けますか。

平均50~60人/日程度です。一番来院が多い時間帯(当クリニックは夕方)はドクター1人、看護師4人、受付3人です。

Q2.外来で一番多い診療内容はどのようなものでしょうか。

1番多いのはピルの処方。その次に多いのが不妊症の患者さんです。

Q3.診察において、基礎体温の記録が必要な方はどの程度いらっしゃいますか。

不妊治療中の方の98%くらいです。不妊治療の患者さんには全員基礎体温はつけてもらっており、排卵日の指導を行っています。 月経不順の方にもできればつけて欲しいですが、強制はしていません。

Q4.クリニックの特徴・大切にしていることを教えてください。

患者さんへの説明を重要視しています。どのように説明すれば理解しやすいか、納得しやすいかを考えています。 不妊の患者さんは特に、本人に理解していただき、治療の意味を納得してもらうことが重要と考えています。

大塚院長が考える「ルナルナ メディコ」活用のメリット

Q5.「ルナルナ メディコ」を導入後、すぐに利用を開始され、また多くの患者さんに活用頂いている理由を教えてください。

スマホでデータを見せられることも多く、既に『ルナルナ』を使用している患者さんが多いことはわかっていました。 「ルナルナ メディコ」だと基礎体温が (タブレットやPC画面で) 大きく表示できる点がかなり良いと思い、診察に活用できると感じました。 導入後すぐ、基礎体温をつけている方全員に『ルナルナ』を利用しているか聞くよう看護師に指示していたので、利用開始が早くなり、また、私の手間はかなり少なく診察に活用できるようになりました。看護師も「ルナルナ メディコ」について理解してくれております。

Q6. 『ルナルナ』を既に利用されていた人(クリニック側から案内するより前に利用している人)はどの程度いらっしゃいましたか。

基礎体温をつけている人の3~4割程度の認識です。

Q7. ルナルナデータ番号※はどのように発番されていますか。
※「ルナルナ」で記録した情報を医師に提示する際に患者側が発行する6桁の番号。医師はその番号を専用画面で入力してはじめて患者のデータを確認できる。

初診に限らず、再診の患者さん全員に看護師が問診をしていますので、その際に『ルナルナ』を利用している人には発番をお願いし、それを看護師があらかじめメモしてくれています。

Q8. 「ルナルナ メディコ」では、基礎体温の推移以外も確認していますか。

基本的には基礎体温グラフのみを確認していますが、初診時などは月経周期の画面で過去の周期がどうだったかを確認することもあります。 紙だと自分自身で周期を記入するため、書き忘れる患者さんが多く、その際は医師側で月経周期を基礎体温グラフへ書き込む必要がありましたが、「ルナルナ メディコ」は自動で周期も記載されますのでその手間が削減されたのがとても良いと感じています。

Q9. 紙でしっかり記録されている患者さんへのメリットはどのような点だとお考えですか。

紙できっちり書いてくる人は、思い入れも強く、しっかり書いた方が妊娠できるとまで考えている人もいます。 そのような方の精神的な負担を和らげるためにも、『ルナルナ』のようなアプリで気楽に記録して良いですよ、と示せることはプラスだと思います。

◆実際の患者様への案内フローと看護師の皆さまの声をご紹介!

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看護師の皆さまにもお話をうかがいました

Q10.「ルナルナ メディコ」導入後、案内フローを変更される際の負担は大きかったでしょうか。

はじめに『ルナルナ』を使っているかどうかの確認は必要でしたが、特に大変ではありませんでした。基礎体温の計測については、以前から説明している内容に「『ルナルナ』で記録すれば、先生がPCで見られる」ということを追加でお話しするだけなので、特に負担にはなりません。

Q11.『ルナルナ』で基礎体温を記録するという案内をしたときの患者さんの反応はいかがでしたか。

もともとモバイルで基礎体温を記録されている方が多いのですが、紙派の方も一度アプリで記録してから書き写しているので、その必要がなくなって便利だとおっしゃっていました。用紙をお忘れになる方も多いので、そのような方には「本当に便利なツールだ」というお声を頂いています。

Q12.患者さんからの批判などはなかったか、教えて頂けますでしょうか。

必ず『ルナルナ』で記録するように勧めている訳ではなく、患者さんには選択肢をお伝えし、紙も含めて記録しやすい方法を選んでもらっていますので批判はありませんでした。 既に紙や他アプリで記録している人、及び、基礎体温を初めて記録する人の8割方は『ルナルナ』での記録を選択されています。

Q13.「ルナルナ メディコ」を導入して負担が軽くなったことはありますか。

看護師の我々にはそこまでの変化はありませんが、先生が患者さんの情報を見やすくなったのではと感じます。患者さんも記録するのが楽になったのではないでしょうか。 その中でも特に、『ルナルナ』と連動している基礎体温計を使っている患者さんはかなり楽になったのではないかと感じます。不妊治療自体が大変ですし、記録することも手間なので、患者さんの負担軽減につながるのはとても良い影響ですね。

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